※この投稿は2019年12月10日に、フィンランドのEnevo本社ブログに投稿された記事の翻訳です。
※本記事内で表記するソフトウェアの日本版は開発中です。

英国のニューカッスル・アポン・タイン市では従来型のごみ収集が長い間行われており、誰も疑問を持たずに、町中にある全てのごみ箱に立ち寄っていました。そう、堆積量が多くても少なくても、全てです。

そこでEnevoが改革を行いました。

ニューカッスル市議会とパートナーシップを結び、特許取得済みのセンサー1,200個を設置。センサーで堆積量と回収状況を監視し、優れた分析ソフトウェアによって状態を評価・予測し、ニューカッスル市に合うようにカスタマイズされた回収スケジュールを生成しました。

ニューカッスル市の廃棄物データと回収スケジュールがEnevoのルート計画ソフトウェアに共有され、必要な容器に向かうための回収ルートを構築しました。Enevoは、容器が溢れることを防ぎながら、必要箇所にだけ立ち寄り、最短距離を走るための最もサステナブルなルートを導き出しました。

最適なタイミングで各容器の回収が実行され、ごみ収集車が必要な距離だけを走った時、ニューカッスル市は変化を感じました。

リソース50%削減/炭素排出量49%削減/住民からの苦情51%削減
リソース50%削減/炭素排出量49%削減/住民からの苦情51%削減

ごみ収集を現実の状況と照らし合わせながら実施することで、ニューカッスル市は必要なリソースを50%削減し、空いた稼働をごみ拾い、落書きの清掃、その他公共サービスの提供に活かすことができました。トラックの走行回数が減ったことで、炭素排出量は49%削減されました。

ニューカッスル市民は、あふれかえるゴミ箱や交通量、騒音や煩わしさが減り、清潔で落ち着きを増した環境を手に入れました。平和で整然とした地域へ変わったことで、住民からの苦情は51%削減しました。

スマート廃棄物収集は、支出を減らし、地球を守り、幸せな市民を増やし、スマートシティーを実現するのです。


▼ニューカッスル市の担当者へのインタビュー動画(英語)
https://youtu.be/GOA_VMVJUCI

原文:How we reduced costs, carbon emissions, and community complaints in Newcastle