※この投稿は2019年4月5日に、フィンランドのEnevo本社ブログに投稿された記事の翻訳です。
※本記事内で表記するソフトウェアの日本版は開発中です。
※本記事内で表記する一部のサービスは北米エリアで提供されているものです。

サステナビリティ(持続可能性)は単なる流行ではなく、顧客を惹きつけ、利益をもたらす協力なツールです。しかし、その起点は、生分解やエネルギー効率化ではなく、廃棄物をどのように管理するかです。廃棄物管理の方法によって、大きな注目を集めることが可能でしょう。

サステナビリティの起点は廃棄物管理

消費者は、自分が関わるブランドがサステナブルであって欲しいと願い、サステナブルであることを期待しています。2013年には、アメリカ人の71%がショッピング中に環境問題について考えたと回答Cone Communicationsより)し、世界の消費者の66%が、持続可能なブランドにより多くのお金を払いたいと回答しています (Nielsenより)。

ほとんどの消費者は、サステナビリティに関する議論の中で廃棄物についてすぐに思い浮かべないでしょうが、企業がリードすることを求めています。

  • 48%が環境に関するメッセージに圧倒されていると回答
  • 85%が適切に商品を利用・廃棄するにはどうすべきか企業に教えてほしいと回答
  • 71%の消費者が、環境用語を理解するための手助けを企業にもっとしてほしいと回答

Cone Communicationsより)

消費者はサステナビリティに関して企業にリーダーシップをとってほしいと思っている
消費者はサステナビリティに関して企業にリーダーシップをとってほしいと思っている:48%が環境関連のメッセージに圧倒されている/85%が適切に商品を利用・廃棄するにはどうすべきか企業に教えてほしい/71%が、環境用語を理解するための手助けを企業にもっとしてほしいと回答

あなたは、自社がどのようにサステナビリティに取り組み、消費者がどのようにしたら気分良く買い物できるかについて検討し、決めることができます。

消費者の目から見ると、品質と価格はサステナビリティより常に勝るものですが、しかし、サステナブルな商品やサービスを消費した時の、えもいわれぬ心地よさは、購買行動そのものとブランドに対してポジティブな感情を生み出します。

様々な業界でサステナビリティに対する取り組みが求められています。

  • アメリカ人の86%は社会・環境課題へ取り組むことを期待している(Cone Communicationsより)
  • 消費者の半数は、リサイクル、食品の寄付、フードロスの削減への取り組みが、食事する飲食店を決める要因になると回答(National Restaurant Associationより)
  • 84%の住人は、サステナブルまたは環境に優しい建物に住むことは非常に重要またはやや重要と回答 (AMLI Residentialより)
  • 「環境の持続可能性と健全な社会に積極的に貢献する」商品の売上は、米国小売業者の2015年収益の10-15%を生み出した(Retail Industry Leaders Associationより) 
様々な業界でサステナビリティに対する取り組みが求められている
様々な業界でサステナビリティに対する取り組みが求められている:アメリカ人の86%は社会・環境課題への取り組むことを期待している/「環境の持続可能性と健全な社会に積極的に貢献する」商品の売上は、米国小売業者の2015年収益の10-15%を生み出した/84%の住人は、サステナブルまたは環境に優しい建物に住むことは非常に重要またはやや重要と回答/消費者の半数は、リサイクル、食品の寄付、フードロスの削減への取り組みが、飲食店を決める要因になると回答

LED電球に変え、ペーパーレスに移行する前に、廃棄物処理の分析をサステナビリティに関する取り組みの第一歩としましょう。 エネルギー消費や消耗品・ツール類は、全体的なサステナビリティへ影響を与えますが、廃棄物への取り組みは、環境問題について真剣に考えていることを対外的に示す行動の一つです

まず廃棄物を管理・委託している企業と対話し、あなたが利用する廃棄物処理業者について、環境へどのような影響があるのか、よりサステナブルに運用するにはどうすればよいのかをより深く理解しましょう。

ほとんどの事業者にとって、埋立廃棄物は避けて通れないものです。ここでは、サステナビリティを高めながら、廃棄物処理に関するサービスを最大限に活用する方法をご紹介します。

廃棄物を減らす

廃棄物のサプライチェーンを見直して、不必要な購入や無駄を省きましょう。

再利用可能なものや生分解性のあるものを利用する

一回しか使えない製品は出来る限り避けて、必要に応じて生分解性のある製品を利用しましょう。

堆肥を検討する

堆肥化することで多くの廃棄物は流用できる可能性があります。利用する廃棄物処理業者があなたに適した方法をご案内できると思います。

適切にリサイクルする

廃棄物処理業者によって異なるリサイクル基準を持っています。(例:ごみ袋に入れないなど)基準に沿ってリサイクルに取り組みましょう。(*各国の基準または規制による)

食品寄付の実施

堆肥化するにはもったいない食品の場合は、寄付を検討しましょう。

環境に優しい廃棄物処理業者と協業する

廃棄物処理業者がどのようにサービスを提供するかは、貴社のサステナビリティに影響します。パートナーを選ぶ際は、たくさん質問をして吟味しましょう。


サステナビリティに関する取り組みを行ったら、その取組をぜひ顧客に伝えましょう。消費者の選択と「良い気分」醸成についての調査結果を見ると、消費者に対するはっきりと直接的なメッセージが必要という結果が出ています。(University of Goettingen, Journal of Cleaner Productionより)取り組みは躊躇せず自慢し、アピールしましょう。

Enevoでは、私達の顧客にとって、サステナビリティが現実的で行動がとれるものにしたいと思っています。そして幸運なことに、私達はそれを可能にする技術を持っています。

Enevoがどのようにして国際的なドーナツフランチャイズチェーンのサステナビリティを高めたか
Enevoがどのようにして国際的なドーナツフランチャイズチェーンのサステナビリティを高めたか:13トン以上の食品廃棄物を寄付プログラムで活用/95の「適正サイズ化」提案を行い二酸化炭素排出量を削減/溢れる収集トラックを実質的に排除し、トラックから落ちるごみの発生を防止/正確でサステナブルなサービス提供により廃棄物関連コストの28%削減に成功

Enevoのソリューションの核はセンサーです。堆積量を監視するので、トラックを回収が必要な時にだけ配車することが可能になります。容器があふれることを防ぎながら、走行距離と排気量を最小限にするための最適な配車ルートとスケジュールを構築します。これにより、必要な箇所のみの立ち寄りを実現し、炭素排出量を削減します

一方、優れた分析ソフトウェアはデータを蓄積し、廃棄物の状態を学習し、 貴社のコストと埋め立てごみを削減し続け、リサイクル率を高め続けます。CSRレポートを作成している場合、Enevoの現実的で信頼できるデータを活用できます。誤解を招くような環境問題に関する主張を発見した場合、78%が製品をボイコットすると回答している現代において、数値的な裏付けのある正確な情報は非常に価値が高いでしょう。(Cone Communicationsより)

当社の技術を活用することで、サプライチェーン分析を行い、貴社がどこでどのようにして廃棄物を削減できるかを、トップダウンで発見することが可能となります。

国際的なドーナツフランチャイズチェーンのサステナビリティを高めるために、Enevoを活用し、以下の取り組みを行いました。

  • 食品寄付のプログラムを適用し、18,000箱のドーナツを寄付。13トン以上の食品廃棄物を活用
  • 実際の廃棄物の状態に合わせるための、95の「適正サイズ化」提案を行い、二酸化炭素排出量を削減
  • あふれる収集トラックを実質的に排除し、トラックから落ちるごみの発生を防止

この結果、廃棄物サービス全体の28%を削減することが出来ました。詳しくはこちらのケーススタディをご覧ください(フィンランドのEnevo本社が英語で作成)。

サステナビリティを高めるためには、ダイナミックな取り組みが必要です。どのように廃棄物を管理するかは大きな部分を占めるでしょう。Enevoは貴社のサステナビリティを高めるための一つの手段です。

当社は貴社の環境への取組みとコスト削減を同時にご支援いたします。(お客様のコスト削減が叶わないと、当社が売り上げることはできません)サービスの詳細について詳しくはお問い合わせください。

原文:The PR power of Green